プログラム紹介
第48号 2008.03.20:「4才頃のプログラム」
<プログラム紹介>
今日のテーマ「4才頃のプログラム」
久しぶりに、娘の小さい頃のプログラムを紹介します。
今回は娘がちょうど4才になった頃にやっていたプログラムです。 ABA 開始から1年10ヶ月が経ち、娘は伸び悩みで、あまりプログラムに画期的な進歩はありません。その中で、少しでも参考になりそうな課題をいくつかかいつまんで紹介します。
複雑な指示:
「黄色いボールをかごの中に入れて」「赤いボールをバケツの中に入れて」「緑のボールを箱の中に入れて」 三色のボールを用意し、入れ物を3つ用意して、3×3で9通りの指示を作って、それを正確に聞き分ける練習をしています。記録を見ると、この頃、結構力を入れてやっていたようです。
~も:
この頃、「も」の使い方を教えています。
子どもの前に物を5つ、大人の前に物を5つ、一つ一つが向かい合うように並べておきます。そのうちいくつかは同じ名前の物にします。
大人が右端から物を一つずつ取り上げ、「これはバナナ」とか「これはぞうさん」などと名前を言っていきます。
子どもは大人の取り上げた物の向かいにある自分の側の物を持って、「これはリンゴ」などと言います。このとき、同じ物同士が向かい合っていたら、大人が「これは○○」と言ったのに対して「これも○○」と言わせるのです。
動詞:
動詞を伴う表現を少しずつ増やしています。例えば「火が燃えている」「這ってる」「棒にぶらさがってる」「ひもを結んでる」「ひもがほどけてる」「穴が開いてる」などの表現を教えています。
分類:
分類概念として、それ以前から「動物」、「果物」、「乗り物」、「やさい」、「楽器」を教えていたのですが、この頃、さらに「虫」「鳥」「入れ物」「数字」「文字」「色」「形」「人」などを加えています。
形容詞:
「近く/遠く」、「かたっぽ・両方」、「厚い・薄い」などの形容詞的概念を新たに加えています。
まだあるのですが、眠くなってきたので、この辺で。
藤坂