あれこれ
第12号 2007.05.24:「会員の移り変わり」
<あれこれ>
今週のテーマ「会員の移り変わり」
ちょうど年度更新の時期なので、会員の入れ替わりや会員数の変化について話題にしてみたいと思います。
つみきの会の主力は、正会員で、その大部分は親(保護者)です。その正会員が、この3月末には898人いました。
しかしこの5月に更新手続をした正会員は、610人でした(まだ駆け込みの申込が続いているので、もう少し増えると思いますが)。したがって、300人弱の方が、退会されたことになります。
一方、今年度、4月、5月ですでに60人以上の正会員が入会されています。今年度末までに、新年度の入会者はおそらく300人前後に達するでしょう。
このようにつみきの会は入れ替わりの激しい会です。これは、つみきの会がABA早期家庭療育に取り組む親と療育関係者の会、という性格を持つ以上、ある程度やむを得ないことだ、と思っています。
毎年、たくさんの方が、ABA療育を家庭で実行してみよう、と意気込んで入会されます。しかしABA療育というのは結構難しく、毎日継続するには、かなりの精神力が必要です。いろんな原因から、挫折してしまう方が多いのです。
退会されるのは、挫折だけが原因とは限りません。もともと情報を得るだけが目的の方もいるでしょうし、その結果、別の療育法を選択される方もいるでしょう。
また2,3年家庭療育に励んで、ある程度の成果を挙げた後、子どもが就学を迎えるのを契機に退会される方もいます。
ここ数年の傾向を見ると、毎年度、約300人前後の方が正会員として入会され、一年後の更新の際に、100人ほどが退会されます。残り200人のうち、その次の年に残るのは120人程度です。さらにその次の年度更新の際に残るのが80人・・・と、年を追うごとに、退会のペースは鈍ってきます。
つみきの会で一番古い会員さんは、会が発足した2000年度に入会された方々で、現在13人いらっしゃいます。私もその一人です。今年度は全員が更新されました。次いで古いのが、2001年度の会員さんで、こちらは38人中29人が更新されました。
このくらい古くなると、筋金入りの古参党員、といった感じで、つみきの会に深い愛着を持っておられる方が多いのだと思います。
つみきの会の「早期集中ABAに取り組む会」という性格を崩さないようにしながら、このように長く残って下さっている会員さんにも、残留のメリットがあり続けるようにしたい。そのためにはどうしたらいいか、ということを、よく考えます。このメールマガジンも、そのための試みの一つなのです。
藤坂