つみきBOOK
つみきBOOK-自閉症児のためのABA・早期集中療育マニュアル-
藤坂龍司著
ABA早期家庭療育を始めようとする親や、それをサポートする医療・療育・教育関係者のために書かれた、つみきの会オリジナルのマニュアルです。
ABAとは何か、どのように療育を進めていけばいいのか、に関して、平易な言葉でわかりやすく書かれています。
入会と同時に、「つみきBOOK[上]」を一冊ご購入いただいています。
読者の声
「育児情報や育児書が参考にならない障害児育児に希望がもてました。トイトレ、問題行動対処、言葉が遅いなどの悩みにも、日々の声のかけ方や対応の仕方にも、きっと役に立ちます。つみきBOOKは私にとっての教科書です。」(こば)
「つみきBOOKは、非常に論理的に、順序立てて、詳細に言語を獲得する方法が記載されている点が優れていると思います。他の本も読んだことはありますが、指差しができるようになれば、言葉をしゃべるようになると記載されていても、そこに至るまでの長い長い道のりはカットされています。私の娘はつみきBOOKに沿って、マッチングから始め、言うことを聞けばお菓子をもらえるとインプットさせ、次に動作模倣で相手を真似るということを学習させ、それから音声模倣に入り、そこまできてやっと、指差しをするようになり、言葉を獲得できました。」(ポテトママ)
「私は教師ですが、日常的に『自立活動』の授業で頻用させてもらっています。このプログラムを使うようになってから、子どもに何をどのように教えるかということで悩む必要がなくなりました。そのくらい必要なスキルが多岐に渡って網羅されています。あとは発達的な視点(遊びや共同注意などの非言語コミュニケーション領域)がさらに充実すれば“鬼に金棒”です」(やす先生)
「つみきブックを実践する際に壁にぶち当たりましたが、つみきの会の発達相談で直接指導してもらい、目から鱗でした。セラピストの先生がやると魔法のように息子が出来ていました。家でやっても『ほら、やっぱ息子には無理なんだよ』と思ったりもしましたが、相談しながらつみきブックを進められたおかげで、息子が発語した時は感動しました。ここまで自閉症児に特化して就学期までの具体的なカリキュラムを示し、どう教えるかを丁寧に説明してくださっている本はないのでは?と思う本です。」(S.M)
「ウチの息子は「時間排泄」で半年頑張ったのですが、オムツが外れませんでした。本書の「おまる」を使う方法で、1週間でオムツが外れました。本書に書かれているように、1週間一切外出させずに行う必要があるので、我が家ではお盆休みに行いました。特に週の前半はジュースなど水分を沢山取って、おしっこを「おまる」で出す⇒ご褒美をあげる。の繰り返しは成功体験をどんどん経験できるので、とても良いと思います。」(Y)
「入会するまでABAという語すら知らず(恥ずかしいです)、初めて知ることばかりでしたが、著者である藤坂先生の語りかけるような文章が、分かりやすいです。5歳女児(自閉スペクトラム症+他動)の母です。ABAは、日常的に意識できて、自宅で継続できることが魅力的です。動物をしつけるみたいで抵抗があるかもしれませんが、子も親も過ごしやすくなる道標の一つだと感じることができます。手元に置いて、確認したい部分を読み返したりしています。」(MM)
「つみきBOOKは自閉症児をもつ親にとって、「成長を待ちましょう」とか、「この子の個性なのであるがままを受け入れましょう」と言われた時の、何もできない、もどかしい気持ちを打ち破ってくれる本です。つみきBOOKには進行表に則って、基礎・ことばとコミュニケーション・遊びと社会性・身辺自立・運動がステージ毎に書かれており、その子のレベルに合わせたセラピーを確認することができます。中でも秀逸なのが、恐らくセラピーをする中でつまづくであろうことが先んじて書かれており、その解決法も事細かに書かれている点です。本書に書かれている内容は、自閉症のお子さんはもちろん、言葉の遅れのあるお子さん、ダウン症のお子さん、定型発達のお子さんにも有効であると思います。ぜひ、オススメしたい本です。」(Y.T)
つみきBOOKには何をどう教えるか本当にわかりやすく書いてあります。色々な本をたくさん読みましたがどの本も何をどうしていけばよいのかは書いていません。おかげさまで言葉が出て中級もかなり進みました。家族皆、感謝しております。ありがとうございます。(S)