ミニマガつみき

あれこれ

第31号 2007.10.25:「綾ちゃんニュース特集」

<あれこれ>
今日のテーマ「綾ちゃんニュース特集」

私の娘、綾(小6)の近況をお伝えする「綾ちゃんニュース」10月号です。

<綾ちゃん、南禅寺でお茶をたしなむ>
今日、綾は学校の校外学習で、京都に行きました。妻は珍しくついていきませんでした。

妻はバスでの同行が認められないのと、クラスメイトの一部に油断できない子たちがいるので、「休ませる」と前から言っていました。
しかし直前になって担任のO先生から、「自分がずっとそばで見るから」と熱意のある説得を受け、「先生がそこまでおっしゃるなら」と、急に行かせる気になったのです。

行くことになってからは、妻よりも私の方が心配し始めました。

昔よりはしっかりしてきましたが、綾はまだいろんなことがわかりません。最近は、元気が余ってきたのか、外出中に興奮して急に走り出すことも増えてきました。ドライブインで、静止するまもなく急に走り出して車に轢かれたらどうするのでしょう。あるいは大きなお寺の境内で迷子になってしまったら・・・。

考えていると心配が膨らんできて、一度は妻に、「新幹線で京都に行って向こうで合流したら」と提案したのですが、妻はもう先生に任せる決心をしていたので、私も思い直しました。

当日の朝、綾は元気で出かけました。私はコンサルティングで終日留守にしていたのですが、急を知らせる電話がかかってきやしないか、とそれだけが心配でした。しかし妻の話によると夕方定刻より少し早く、無事バスで帰ってきたそうです。

京都では南禅寺と金閣寺に行きました。妻が先生やクラスメイトで聞いた話では、綾は金閣寺で、泣いてしまったそうです。原因はよくわかりません。何かがつらかったのでしょう。

それから南禅寺では先生が席をはずしている隙に、畳に寝そべってしまったそうです。低学年の頃なら、クラスの誰かが声をかけて座らせてくれたでしょうが、高学年になるとみんな冷たくなってしまって、声をかけてくれる子もいなかったようです。結局、先生が戻ってきて、座らせたらしいです。

きっとその他にもいろいろあったのでしょうが、どうせ先生は都合の悪いことは教えてくれないでしょう。まあ無事で帰ってきただけ、よしとするしかありません。

綾が帰ってきてから、妻は綾とこんな会話を交わしたそうです。

妻「南禅寺で何を飲んだの?」
綾「あたたかいお茶」
妻「何色だった?」
綾「みどり」
妻「どうやって飲んだの?」

こう聞くと、綾は急に床に正座をして、手を合わせ見せ、「おいのりして飲んだ」と答えたそうです。

それを聞いて、「そんな報告ができるなんて、綾も賢くなったんだな」と感心しました。O先生のお話では、綾はお茶を飲んだ瞬間、すごい顔をしたそうです。きっと苦くてびっくりしたのでしょうね。

以上、今月の綾ちゃんニュースでした。

藤坂